Note

“orbe men” release

By 2023年7月30日 No Comments

音楽を愛する麺職人伊崎さんと、麺を愛するorbeの循環から生まれた”orbe men” がリリースされました。

一度口にしたらその美味しさの虜になってしまう伊崎麺。伊崎さんやご両親の実直で柔らかな人柄がまさに麺に表れていると感じます。

麺づくりと音づくり、話をするとたくさんの共通点があり、お互いの表現から言葉以上の何かを受け取っている感覚になります。

ハルカと自分の生まれ育った土地の慣れ親しんだ米も配合されています。オリジナルの麺を作ってもらえるなんてこんなに嬉しいことはありませんが、それらを抜きにしても本当に美味しい。

ぜひ多くの方に召し上がっていただきたいです。

伊崎さんのカートと灯台オンラインで販売開始です。

https://shimabara.cc
https://shop.harukanakamura.com


orbe × izaki men

「orbe men」

2023.7.29 release

共同制作
orbe(田辺玄+ haruka nakamura)

制作協力
山口響子(one cushion,inc)
suzuki takahisa (16 design institute)

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orbeと伊崎麺との縁から生まれた麺。

長崎県の島原半島にある伊崎麺の製麺所では、田辺玄の風のようなギターとharuka nakamuraの光のようなピアノの響きが織りなす音楽がいつも流れている。

2021年秋。カテリーナの森で三人が語り合う中で出てきた、”オーブ麺”という言葉。

伊崎麺が、この言葉を萌芽に、orbeの音楽を聴いて湧き出てくるものから試作を重ね、伝承の手延べ製法を用いながら、orbeオリジナルの麺を作ってくれました。

「人生に寄り添うorbeの音楽のような麺を」(伊崎麺)

水のように、ご飯のように、日々食べ続けられる
穏やかさ、清らかさ。

小麦と塩と胡麻油の伊崎麺をベースに、紀元前から存在していたといわれ薬膳食材でもある蓮根と、haruka nakamuraの郷土、青森岩木山の麓で作られたお米「青天の霹靂」、田辺玄の郷土、山梨白州で作られたお米「武川のよんぱち」を調合。色々な風景の重なりを思い浮かべながら、食べてもらいたい麺になりました。

音楽と麺の循環の形。

その味わいを音楽的に言えば
「アタックはやわらかで、余韻の曲線が美しい」(田辺玄)

ツルツルした喉越しと、味わいは淡く深く、麺の方からすーっと身体に入ってくるような。食感はもっちりというよりもしっとり。ゆっくりと歯が落ちていく感じ。

塩と胡麻油でも美味しく、お肉や魚介類、野菜、合わせる具材の懐は深く。蓮根のすり流しと合わせたり、旬野菜のスープにも。
写真の調理例は、茹でて締めたオーブ麺にカオマンガイをのせて。

季節がめぐりながら続いていく日々に、寄り添う麺になることを願って。

■伊崎麺(島原そだち本舗 伊崎洋明商店)
島原の風土と季節に寄り添い、家族三人で手延べ作りを続ける製麺所。小麦粉と塩とシンプルな自然の素材をベースに、じっくりと生地の熟成を見きわめながら延ばしていく麺づくりで、全国の料亭やレストランで愛用され、取り扱う各地のグロッサリーストアでは品薄状態が続いている。自然の理に沿い、麺に無理をさせず、その日の天候に合わせて延ばされる麺は「季節を纏わせ、物語を編むように延ばされる」とも表現される。orbeの二人との親交は深く「伊崎麺」の名付け親は、haruka nakamura。